滋賀県商工会職員協議会湖北ブロック向け講習会

未分類 2015.11.16

滋賀県商工会職員協議会湖北ブロックの職員の方々向けマイナンバー講習会の講師を務めてまいりました。
参加者は３０名強。
ほとんどの方が、すでに商工会主催のマイナンバーセミナーへの参加経験があることから、概要については概ね把握されております。
今回は、実務に関する内容ということで、事務手続や規約など番号事務担当としての業務イメージをお伝えすることを主眼に説明させていただきました。

税理士、社会保険労務士、そして事務組合は、企業からの委託を受け個人番号関係事務の委託業者という立場になります。
その場合、以下の３つの義務を果たす必要があります。

１）安全管理措置を講じること
２）委託者と安全管理措置に関する委託契約を締結すること
３）委託者からの求めに応じて特定個人情報の取り扱い状況を提示できること

１）の安全管理措置については、例え従業員が１００名以下であっても軽減措置は適用されず、ガイドラインに沿った対応が求められます。
そのため、「取扱規定」「手順書」といったドキュメントも整備する必要がでてきます。
また、本人確認の考え方やパターンなどについても言及。

２時間と長丁場でしたが、皆真剣に聴いてくれた模様でした。

まだまだ中小企業にとっては、マイナンバー対応についての認識が薄いよう見受けられますが、商工会など支援する立場の方に、当事務局のスタンスにもとづき情報提供できたことは、かなり有意義だったと思います。

今後も啓蒙活動に努めます。